以前『断捨離』など、ちょっとブームになった片付け。最近、また流行し始めているそうです。

その話で思い出したのが、先日13回忌を終えた数野方の祖母の「片付け」。たくさんの写真は自分の映りのいいもの２冊にまとめ、孫や子の家をまわり、生前形見分けと称してあげたい人にあげたいものを渡し、お棺のなかに入れてほしいものまで指示。自らの米寿祝いの会をプロデュース後、やり尽くしたとばかりに見事にサッパリと旅立ちました。

つらいときも「明けない夜はない」と歯を食いしばって生きてきたのよ、と穏やかに笑っていた祖母。今は大変な時ですが、明けない夜はないのです。

担当：数野　智子